はじめに:教育費への不安はどの家庭にもある
子どもが生まれると、多くの家庭で気になり始めるのが教育費です。
最近は物価が上がる一方で、給料はなかなか増えず、税金や社会保険料の負担も大きくなっています。
「少しでも子どものためにお金を残したい」
そう思って節約を頑張っている家庭も多いのではないでしょうか。
私自身もその一人でした。
ただ、節約だけでは教育費を準備することに限界を感じるようになりました。
子どもが将来どんな進路を選ぶのかは、今の時点では分かりません。大学に進むかもしれないし、専門学校かもしれない。一人暮らしをする可能性もありますし、自宅から通う場合でも交通費はかかります。
さらに、今後も物価が上がっていく可能性を考えると、教育費の負担は今より大きくなるかもしれません。
だからこそ我が家では、生活を無理なく続けながら、できる範囲で備えることを大切にしています。
学資保険が当たり前だと思っていた
私は子どもが生まれたら、学資保険に入るのが当たり前だと思っていました。
「教育費を貯めるなら学資保険。」
それ以外の選択肢があるなんて、正直考えたこともありませんでした。
だから深く調べることなく加入しましたが、お金について勉強するうちに「本当に我が家にはこれが合っているのかな?」と考えるようになりました。
学資保険のメリット
学資保険には今でも選ばれる理由があります。
- 毎月決まった金額を強制的に積み立てられる
- 満期時に教育資金として受け取れる
- 契約者に万が一のことがあった場合、保険料が免除される商品もある
「貯金が苦手だから強制的に貯めたい」という家庭には安心できる仕組みだと思います。
学資保険のデメリット
一方で注意点もあります。
- 途中解約すると元本割れの可能性がある
- お金が大きく増える仕組みではない
- 物価上昇(インフレ)に弱い可能性がある
つまり「守る力」はある一方で、「増やす力」はそこまで強くありません。
教育費の準備方法は一つではない
教育費の準備方法は学資保険だけではありません。代表的なものとしては以下があります。
- 預貯金
- 学資保険
- 投資信託(新NISAなど)
- 株(個別株)
それぞれにメリット・デメリットがあり、「どれが正解」というものではありません。大切なのは、家庭の考え方やリスクの取り方に合わせて選ぶことです。
教育費の準備方法にはいくつかあり、それぞれの違いを比較した記事もあります。👇️

各方法の比較表
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 預貯金 | 元本保証・すぐ使える安心感 | ほとんど増えない |
| 学資保険 | 強制的に貯められる・保障あり | 元本割れリスク・増えにくい |
| 投資信託 | 分散投資で安定しやすい・少額OK | 元本保証なし |
| 株(個別株) | 成長すれば大きく増える可能性 | 値動きが大きくリスクあり・知識が必要 |
我が家は「安全性・増やす力・使いやすさ」の3つを基準に考えた結果、投資信託を選びました。
我が家が学資保険をやめて投資信託を選んだ理由
学資保険をやめた理由
実は我が家は一度学資保険に加入していましたが、その後解約しています。解約したのは子どもが10歳になる前です。
不安だったのは「解約すること」ではなく、このまま学資保険を続けることそのものへの違和感でした。受け取れる金額は約300万円程度で、教育費全体を考えると大きく増えるものではありませんでした。
その一方で、すでに始めていた投資の方が長期的な可能性を感じていました。夫婦で話し合った結果、「このまま続けても我が家には大きなメリットがない」という結論に至り、解約を決めました。
解約の不安より大きかったもの
正直に言うと、解約そのものへの不安よりも大きかったのは、「このまま何も変えずに時間だけが過ぎていくこと」への不安でした。
すでに投資を始めていたこともあり、「ただ貯めるだけでいいのか?」という疑問が強くなっていました。結果として多少の損切りにはなりましたが、それ以上に「納得して方向転換できたこと」の方が大きかったです。
株ではなく投資信託を選んだ理由
教育費の準備として我が家が選んだのは、株ではなく投資信託でした。
理由は、教育費という長期で準備する資金との相性を考えた結果です。投資信託は複数の資産に分散されているため、1つの企業の業績に左右されにくく、リスクを抑えながら長期で積み立てやすい特徴があります。
また、運用は専門家によって行われるため、個別株のように銘柄選びや管理を自分で続ける必要がありません。日々の値動きや企業分析に時間を取られず、継続しやすい点もメリットでした。
一方で個別株は、うまくいけば大きく増える可能性がある反面、企業ごとの業績悪化や市場全体の変動の影響を直接受けます。また、一度選んだ銘柄が期待通りにいかなかった場合でも、教育費のように途中で柔軟に組み替えることが難しいという側面もあります。
そのため我が家は、「長期・分散・安定性」を重視できる投資信託を選びました。
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教育費をどう準備するかは、家庭によって考え方が違います。 実際に我が家が比較して決めた流れはこちらでまとめています。

投資の実感
投資を始めてから数ヶ月後には、実際に評価額がプラスになる場面もありました。我が家の場合は、タイミングにも恵まれたこともあり、結果としてプラスの状態になっています。
※ただしこれは一時的なもので、今後も同じ結果になるとは限らないと考えています。
それでも「ただ貯金するだけ」とは違い、お金の選択肢が増えたという実感はありました。
子どものお金に対する考え方とこれからの教育
進路への思いと現在の運用方針
我が家は大学進学だけがすべてだとは考えていません。本人がやりたいことを選び、その道を進むことが一番大切だと思っています。進学でも就職でも、場合によっては海外に出る選択肢もあるかもしれません。
そのときに必要なお金は準備したいですが、「すべてを完璧に用意すること」よりも「無理なく支えられる状態」を大切にしています。
2023年でジュニアNISA制度が終了したため、新たな追加投資は行っておりません。現在は当時の積み立てた資産をそのまま運用しています。今後は子どもの普通預金にあるお年玉などを活用しながら、少額で個別株の運用を始めていく予定です。
目的はお金を増やすことではなく、子ども自身がお金の仕組みを学ぶことです。
子どもに身につけてほしい力
18歳までに、以下の3つの力を自然に身につけてほしいと考えています。
- お金を貯める感覚
- お金を増やす選択肢
- お金を使う判断力
最終的には、子ども自身が自分のお金を管理できるようになることを目指しています。親が管理し続けるのではなく、自分で考え、選び、行動できる力を持ってほしいと思っています。
教育費は“準備して終わり”ではない
教育費は一度準備したら終わりではなく、状況に合わせて使いながら育てていくものだと感じています。
必要なときに取り崩し、残った分は再投資する。そんな柔軟な考え方が、これからの時代には合っているのではないでしょうか。
注意点
投資にはリスクもあります。
- 元本保証ではない
- 値動きがある
- 必ず増えるわけではない
だからこそ、生活に影響のない無理のない範囲で行うことが大前提です。
まとめ
教育費の準備方法は一つではありません。学資保険にもメリットはありますし、預貯金や投資にもそれぞれ役割があります。
大切なのは「どれが正解か」ではなく「自分たちの家庭に合っているかどうか」です。
そしてもう一つ大切なのは、何も知らないまま一つに決めてしまわないことです。選択肢を知ることで、納得して教育費を準備できるようになると思います。
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