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投資を始めたばかりの頃は、まずは「安心して持てそうな大企業」を選んでいました。
そのおかげで大きな失敗はなかったものの、投資を続けるうちに「もっと効率よく配当金を増やすにはどうしたらいいんだろう?」と考えるようになりました。
そこで企業の業績を調べるうちに、ある大切なことに気づきました。
当然ですが、利益が出ていなければ配当金は支払われませんし、増配(配当金が増えること)を続けるには安定した経営基盤が欠かせません。
それ以来、私は「配当利回りの高さ」だけで選ぶのをやめ、企業の利益、財務状況、そして増配実績といった「数字」を細かくチェックするようになりました。
今回は、私が実際に高配当株を探すときに必ず確認している重要ポイントを分かりやすくご紹介します!
投資先選びの第一歩と、私が最重要視していること
最初に見るのは「配当利回り」
まず確認するのは、やはり配当利回りです。高配当株投資をしている以上、配当金は重要ですよね。私の場合は、以下のような自分なりの基準を持っています。
・配当利回り4%以上:非常に魅力的
・配当利回り3%台前半:将来の成長や増配が期待できるなら検討
これはあくまで私自身の基準ですが、自分なりのモノサシを持つことで、ぐっと投資先を探しやすくなりました。
次に見るのは、今もっとも重視している「増配実績」
最近は、最初の配当利回り以上に「増配実績(毎年配当を増やしているか)」を重視しています。
正直、最初から増配を重視していたわけではありません。投資を始めた頃は、誰もが知っているような大企業や安定企業から購入していました。そのおかげで大きな失敗をすることはありませんでした。
でも、投資を5年続ける中で、あることを考えるようになったのです。
「どうしたら配当金をもっと効率よく増やせるんだろう?」
私の家庭はごく一般的な収入です。給料が毎年大きく上がるわけではありませんし、投資に回せるお金(種銭)にも限りがあります。だからこそ、限られた資金の中でどうすれば効率よく資産を増やせるのかを真剣に考えました。
そこで注目したのが「増配」です。
最初から利回りが高い銘柄も魅力的ですが、増配を続ける企業は、自分が買ったときの株価に対して毎年受け取れる配当金が勝手に増えていってくれます。
もちろん将来の増配が保証されているわけではありません。それでも私は、目先の高い利回りだけを追いかけるよりも、しっかり利益を伸ばしながら増配を続けている企業に強い魅力を感じるようになりました。
今では、「この企業は今後も増配できそうか」という視点を何よりも大切にしています。
企業の安定性を見極めるための財務数字
1. 自己資本比率(会社の安全性)
私が安心材料として最初に見るのが「自己資本比率」です。自己資本比率が高い企業は、借金への依存度が低く、財務面で安定している傾向があります。
・一般的な目安:40%以上
ただし、これは業種によって大きく違います。大切なのは数字だけを見るのではなく、「同業他社と比較すること」だと思っています。
2.利益剰余金(これまで積み上げた利益)
利益剰余金とは、企業がこれまで稼いできた利益を積み上げたものです。
私は利益剰余金が長期で右肩上がりになっているかも確認しています。
利益剰余金が増えている企業は、長年にわたって利益を積み上げてきた可能性が高く、財務面の安心材料になるからです。
もちろん利益剰余金が多いだけで良い企業とは言えませんが、企業の体力を見る一つの参考になると考えています。
3. 売上高と営業利益率(本業の稼ぐ力)
私は売上高と営業利益率の推移も必ず確認します。理想はどちらも右肩上がりであることです。
・売上高が伸びている:その企業の商品やサービスが市場で選ばれている証拠
・営業利益率が増えている:本業でしっかり効率よく利益を出せている証拠
もちろん、どんな優良企業でも一時的に業績が悪化することはあります。そのため私は1年だけの点ではなく、5年〜10年ほどの「線」の推移を見るようにしています。
4. EPS(1株あたり利益)
私が現在もっとも重視している数字の一つがEPSです。
EPSとは、企業が稼いだ利益を1株あたりでどれくらい生み出しているかを表す指標です。
配当金の原資になるのは企業の利益なので、私はEPSが長期で増えているかを確認しています。
理想は5〜10年ほどの推移で右肩上がりになっていることです。
もちろん毎年順調に伸びるとは限りませんが、長期で見て成長している企業は今後の増配にも期待しやすいと考えています。
5. キャッシュフロー(お金の実際の流れ)
投資を始めた頃は私もよく分かりませんでしたが、今はかなり大切な数字だと思っています。キャッシュフローは、簡単に言うと「会社のお財布の中身の動き」です。主に以下の3つがあります。
・営業キャッシュフロー:本業でどれだけお金を稼げたか(プラスが理想)
・投資キャッシュフロー:将来のために使ったお金(投資している企業はマイナスになる)
・財務キャッシュフロー:借入の返済や配当金の支払いなど(返済や還元をしているとマイナスになる)
私はキャッシュフローを見るとき、「営業CF:プラス, 投資CF:マイナス, 財務CF:マイナス」という状態を一つの理想形として考えています。
本業でしっかり稼ぎ、将来のために投資を行い、借金返済や株主還元もできている。そんな企業は経営がとても健全で安定している可能性が高いからです。
効率性と割安性を見るための3つの指標
ROE(自己資本利益率)
ROEは、株主から集めたお金をどれだけ効率よく利益に変えられているかを見る指標です。
・一般的な目安:8%以上(10%以上なら優秀)
私はまず「8%以上あるか」を一つの目安にしています。
PER(株価収益率)
PERは、株価が利益の何倍まで買われているかを見る「割安性」の指標です。
・一般的な目安:15倍前後(10倍以下は割安とされることが多い)
ただし、これから成長する期待が高い企業はPERが高くなることも多いため、この数字だけで「高いからダメ」と判断しないように気をつけています。
PBR(株価純資産倍率)
PBRは、企業の純資産に対して株価が何倍かを見る指標です。
・一般的な目安:1倍前後(1倍以下は割安とされることが多い)
私はPBRだけで購入を決めることはありませんが、現在の株価が割安かどうかを測る一つの参考としてチェックしています。
私が実際に使っている便利な情報サイト
ここまで色々な数字を紹介しましたが、最初は「どこで見ればいいの?」と迷ってしまいますよね。私が普段から愛用している2つのサイトをご紹介します。
IR BANK
IR BANKは、企業の過去の業績や財務状況を遡って確認するのに抜群に便利なサイトです。
気になる銘柄を検索して「決算」のページを開くと、売上高、営業利益、自己資本比率、ROE、キャッシュフローなどが一覧で見られます。数字の推移がグラフで表示されるため、初心者でも視覚的に分かりやすいのがお気に入りです。
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンスは、最新の株価や配当利回り、企業ニュースを確認するのに使っています。
また、掲示板などで「今どんな銘柄が注目されているのか」を知る参考にもなります。投資家のコメントはあくまで個人の意見なので、私は参考程度にサラッと読みつつ、最終的には企業の業績データを自分で確認するようにしています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何社か比較しているうちに、少しずつ企業ごとの性格の違いが分かるようになってきますよ。
まとめ:長く安心して保有できる企業を探して
投資を始めた頃の私は「配当利回りが高いか」だけを見ていました。しかし、5年間の経験を経て、現在は以下のような視点で企業を複合的に見るようになりました。
・今後も安定して利益を出せそうか
・財務は健全で、倒産のリスクが低そうか
・これからも増配をしていけそうか
未来のことは誰にも分かりません。だからこそ私は、「自己資本が十分にあり、継続して利益を出し、それを株主に還元してくれる企業」を丁寧に探すようにしています。
企業分析にはPERやPBR、キャッシュフローなど、他にもたくさんの指標があります。
私も確認していますが、正直なところ最初は難しく感じました。
そこで私は、まず次の6つを中心に確認するようにしています。
・営業利益率5%以上(できれば10%以上)
・EPSが5〜10年で増加している
・ROEが8%以上 ・自己資本比率40%以上
・利益剰余金が右肩上がり
・配当金が右肩上がり
「企業分析は難しそう…」と感じる方は、まずこのあたりから見てみるだけでも企業の見え方が変わってくると思います。
もちろん、これらを満たしているから必ず株価が上がるわけではありません。
それでも私は、長期で配当金を増やしていくための判断材料として活用しています。
今でも毎日が勉強です。自分なりの基準を持ったことで、企業を調べる時間が以前よりずっと楽しくなりました。
これからも完璧な企業を探すのではなく、自分の身の丈に合った、長く安心して保有できそうな企業をコツコツ探していきたいと思います。
※数値の目安は業種によって異なります。私は同業他社と比較しながら判断するようにしています。
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